1. クレーム(貨物引取り時)
①船:貨物引渡しまでに発見
・ボートノートに:在来船
・デバンニングレポートに:LCL
・E/R OUTに: FCLでCY搬出時にコンテナおよびシールの損傷、破損を点検→シールに異常の旨を機器受渡証E/R Outにリマークとして明記→CYオペレータと受取人双方が署名し一部ずつ保管→それが書面での事故通知とみなされる。

cf船積時
M/R:在来船 ドックレ:コンテナ船 にリマーク→L/G→Foul B/L→Clean B/L

②船:貨物受け取り後発見→貨物受取り「3日以内」に船会社に事故通知Claim Notice、損害賠償請求する権利を留保する申し出である「予備クレーム」 Preliminary Claimを提出する。
Claim Notice
We hereby report you that damage has been found in connection with the following goods, for which we reserve the right to file a claim with you.

③AIR:貨物受け取り後発見→ヘーグ改正ワルソー条約(ヘーグ議定書)にもとづき、損害賠償請求の明細を貨物受取日から14日以内に運送人に提出。

④わが国における海上運送人への損害賠償請求権の消滅時効:貨物が引き渡された日から「1年以内」に裁判上の請求がなされないとき。
・期限切れになる前に解決が不可能と判断→時効期間延長のために運送人に時効延長願い Application for Time Extensionを届ける。
⑤AIR:到着から2年以内に裁判上の請求がなされないとき。

2. 全損の場合 推定全損Constructive Total Loss
(1)Abandonment (委付)
全損の場合、被保険者が全損金を受け取るために、その被保険貨物について有する一切の権利を保険者に委付。
(2)保険会社は貨物の損害について保険金を払った場合に荷主が有する運送人に対する損害賠償請求権を継承。
(3)Subrogation Receipt 権利移転領収書
保険会社が保険金支払いにより求償権を取得した場合は、被保険者は権利移転領収書Subrogation Receiptに署名し、保険会社に提出。
(4)保険会社:権利移転領収書、損害立証書類を添付して運送人に対し代位求償。

3. 保険会社への保険金請求に必要な書類
Documentation of Claim
①Claim Note 保険金の請求書
②保険証券(まはた保険承認状)
③B/L
④Invoice
⑤損害検査報告書
⑥荷卸港における重量証明書 
⑦船会社に対する求償の往復書簡

・保険額が保険価額を超過:超過部分は無効とされ、保険金支払い対象とならない。
・ 損害防止費用は物的損害との合計額が保険金額を超過しても全額が填補される。
・ 告知義務違反がなく、事故の発生を知らずに申込があった保険契約は、既に事故が発生していても所定の保険期間の開始時にさかのぼって填補される。→保険契 約は、1906年英国海上保険法が規定する通り、最大の善意にもとづく契約。旧証券本文約款の遡及条項(Lost or Not Lost)、新ICC第11条、11.2項。